昨年トレーニング・デイで見事アカデミー主演男優賞を受賞したデンゼル・ワシントン初監督作品。
ちらしの見出しが
「自由になるために、青年は心の軌跡をたどる　子供の頃に夢に見た、感謝祭のごちそうと家族の笑顔を求めて―」となっているが、あんまり内容とは関係ないかも。
アントワン・フッシャーの実話を基にした人間ドラマ。
新人俳優デレク演じる喧嘩っ早い一人のアメリカ海軍水兵アントワンは、些細なことで暴れる暴力癖があり治療のためにデンゼル演じる軍の精神科医ダヴェンポートの診察を受ける。
初めは心を閉ざしたままだが、次第に彼は話し始め子供時代の残酷な体験などが明らかになる。
なんか、自分はあんまりこいう話しは好きではない。
主人公があまりにも自分は孤独や、みたいなこといってるけど、世の中にはもっと不幸で孤独な人もいてるし、なーんか好きでなかった。
彼の問題がほぼ解決されて後は本当の家族を探すたびに出て見事に見つかって出会うけど、どうも島田紳助の番組、あなたに会いたいの方がましで雰囲気的に感動の再会というわけでもなく、人によってはあれやけど自分は感動することはなかった。
映画見てて思ったのは家族と再会し、最後らへんで親戚集まって感謝祭を祝うシーンで思わず、「黒人さんって親戚多いなぁ」って思った。
次から次にわけわからん親戚出てきて何人おんねん！って。まぁ、現実は小説より奇なりって感じやし、良い話ではあった。
デンゼル監督一発目としては無難な作品を作ったと思う。