阿修羅のごとく
'03日
出演・製作他
大竹しのぶ 黒木瞳 深津絵里 深田恭子
小林薫 中村獅童 RIKIYA
坂東三津五郎 桃井かおり 木村佳乃 長澤まさみ

【評価】6

チラシ

 昭和を代表する名シナリオライターにして直木賞作家だった向田邦子が、突然の飛行機事故で亡くなってから22年。”あ・うん” ”時間ですよ” ”寺内貫太郎一家”などで、日本中を楽しませた彼女の才能を、今また再評価する機運が高まっています。
 向田邦子は、一貫して「愛」を描きつづけた作家でした。中でも最高傑作と言われてるのが、この「阿修羅のごとく」です。
 阿修羅とは、表面的には穏やかながら、実は猜疑心が強く、言い争いの象徴とされるインドの神のこと。物語は、平常な家庭の日常に、「父親の浮気」という一石が投げられるところから始まります。その事件をきっかけに、姉妹はそれぞれが包み隠している葛藤があぶり出されてきます。まるで「阿修羅」のようにその表情を変える女性たちの、時に深刻で時に笑えるそれぞれの愛の物語。四姉妹の歯に衣着せぬ本音のやりとりに、誰もがきっと自分の心の内を発見してドキッとし、そしてホロリとさせられるでしょう。


感想

とりあえず、「長かった〜」が感想。
実際上映時間は2時間15分くらいやけど、この日本ドラマ独特のスローな展開。
座りすぎて尾骨が痛くなった。

しかしだらだらと長い話やなぁ〜。この映画は日常の退屈な部分も含めた映画って感じ。
それでもこの映画のテーマである
長女・綱子…秘めた愛
次女・巻子…疑いの愛
三女・滝子…純粋な愛
四女・咲子…激しい愛
というもはとてもよく表現できていたと思う。

文句いうならフカキョンが四姉妹の中で浮いてるってことくらいかな。若すぎる。もう少し微妙な年の人を採用すればよかったのでは?
しかもこの撮影時のフカキョンはデカイバージョンやし。最近小さくなった感がある。
その他の配役は見事。
長女・大竹しのぶの天真爛漫な雰囲気、次女・黒木瞳のどことなくどんくさくて神経質なところ、三女・深津絵里のキャラと動きがとてもかわいらしい感じ、父・坂東三津五郎の人格者っぽい無口で昔ながらの良き父みたいな雰囲気はとてもよかったし、意外に三女の旦那になる勝又役・中村獅童はいい味出してた。
笑えるシーンはほぼ彼絡み。

と結構いい要素、内容だったけど、いかんせんドラマ要素が強く映画として一気に見るのはとてもしんどさがあった。
これが週1回全12回放送くらいならもっとよい作品になったんではないかな。
少し年配の方や中年の人生経験豊富な人には自分の経験などと照らし合わせて見ることが出来てとても面白い映画かもしれない。


管理人Bさんコメント

深津絵里がいい。すごくいい。演技力抜群です。
元から好きやったけど、期待を裏切ることなく良かったです。
中村獅童は初めの方はやり過ぎちゃうんかという感じでしたが、
最後の方にはいい味が出てきた感じ。
八千草さんの健気な姿は涙を誘うはず。
大竹しのぶ、黒木瞳は言うまでも無くうまいの一言。
日本映画のすばらしい部分を見せてもらった感じでした。 B


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