★ ファム・ファタール '02米 出演・製作他 レベッカ・ローミン=ステイモス アントニオ・バンデラス 監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ 【評価】3
チラシ カンヌ国際映画祭のレッドカーペットで、強奪のドラマが始まる。カメラマンに扮したロール(レベッカ・ローミン=ステイモス)がダイヤのビスチェを身に纏ったヴェロニカ(リエ・ラムッセン)に近づく。巧みな技で1000万ドルの宝石を奪い、仲間の男たちを出し抜き逃走するロールは、赤の他人に成りすましフランスを後にする。7年後、パリに着任したアメリカ大使の夫人は、頑なに顔を見せないことで知られていた。カメラマンのニコラス(アントニオ・バンデラス)がスクープした夫人の素顔は…。 まず、美しく知的でなければならない。同時に、淑女と悪女を使い分け、挑発、誘惑、裏切りを華麗に仕掛ける天性のペテン師=女優であること。それが"ファム・ファタール"の条件だ。そんなヒロインに抜擢されたのは、90年代にスーパーモデルとして鳴らし、近年は『X−MEN』シリーズの"ミスティーク"役でも異彩を放つレベッカ・ローミン=ステイモス。女の武器を駆使して生き抜いてゆくロール役を演じ、まさに彼女の独壇場だ。 ピーター・コヨーテを軽く手玉に取り、いつもはマッチョなアントニオ・バンデラスにも主導権を握らせない。強烈なヒロイン像に加えて、フランス語で話すべき人物がフランス語を使っていることが、パリを舞台にしたこのサスペンスに説得力を与え、他の作品と一線を画す結果となっている。 感想 うん、つまりません。これはなんというかなんなんだ? 話のまとまりが悪いというか、ぶっちゃけ最後のオチのための前置きが長すぎるかな。 最後オチを付けたいがための序盤って言う感じ。 バンデラスも個人的に好きではないし、このレベッカさんもX-MENシリーズで健気な役やなくらいしか印象ないし、話が結構飛び飛びな感じがして、前との繋がりを確認するのに大変。 人間関係とかもありえんくらいすぐに親密になるし、最初の強奪した時の三人組の関係も曖昧。 オチもたいしたことなく、サスペンスなんだかよくわからん感じで、最後らへんとか自殺を止めて「新しい人生を送りなよ」みたいに、ちょっといい話になってたし。 あと、面白いことを発見!偽装誘拐で旦那に身代金を要求してお金を橋の上に持ってこさせたシーンで、黒人さん達が現れて、一言。 「やりあがったな!」です。「やりやがった」ではなく「やりあがった」です。 間違ってますよね? それにしてもこの女優さんは綺麗やったと思う。 さすが、元スーパーモデルってシーンがところどころあり、セクシーという言葉がぴったりだった。 最後にありかなしかと聞かれれば、なしの方向で。そのくらいあんまりよくはなかった。 8/19 朝日生命ホール
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