★ ハルク '03米 出演・製作他 エリック・バナ ジェニファー・コネリー ニック・ノルティ 監督 アン・リー 【評価】7
チラシ 遺伝子学者ブルースは、ある実験中、致死量のガンマ線を全身に浴びるという、予期せぬ事故に巻き込まれた。 彼は奇跡的にも無傷だったが、やがてそれは、世界を震撼させることになる、想像を絶する壊滅的な事態へと発展していく…。 彼は、"怒り"の感情と共に、緑色をした醜く巨大なモンスターへと変身した。 ブルースの姿ではない"ハルク"は、彼を捕獲しようとする軍の攻撃も恐れず、もはや誰にもその力を止めることは不可能に思えた。 しかも"ハルク"は、攻撃を受けるほど、パワーを全身に漲らせ巨大化した。 世界がハルクを恐れたが、ブルースの恋人ベティだけが、"ハルク"の中の"ブルース"を信じ、彼の怒りを静めることが可能だった。だが… 感想 このアン・リー監督という人はあんまり知らないのだが、ハルクの撮影アングル、撮影効果は凄まじいほどスタイリッシュに洗礼されている。 自分はアクション大作といわれる映画を見てだいたいCGってバレバレやし好きではないんやけど、この映画はバレバレやけども「すっげぇ〜!」と思った。 映画の流れが素晴らしく、科学の知識もそないに必要ではなく、万人受けしやすい内容。 最初のブルースの生い立ちをスピード感溢れる映像で紹介し、それがまたトラウマであるという印象付けの伏線になっているという一石二鳥さ。 アメコミにしたらあまりにも現実離れしていない点もよかった。 まぁ、無理っちゃあ無理やけど、結構「なるほどねぇ〜」って感じ。 ただなぜハルクが緑色なのかは謎。 DNA操作に含まれる動物とかは別に緑ではないのに。 それにしてもこの映画は作り手がこだわりをもって製作しただけあって、かなりいい感じに仕上がっている。 なんといっても映像のスタイリッシュさ。これはかなり評価できる。 ブルースを軍の砂漠にある基地に監禁するため輸送するシーンでもただ普通に撮るのではなく、カメラ割り、スピード感など映像マジックが施されている。 全編カメラ分割とか視覚効果みたいなんで溢れている。 内容もそこそこ面白いし、夏休み映画本命といわれるだけあって大迫力の映画館で見れば結構楽しめるかもしれない。 7/17 厚生年金会館大ホール
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