フォーン・ブース
'03米
出演・製作他
コリン・ファレル フォレスト・ウィティカー ケイティ・ホームズ
ラダ・ミッチェル 監督:ジョエル・シューマカー

【評価】6

チラシ

 通行人が行き交う大都会で、人の視線を遮ることのできないガラスの箱、電話ボックス。公衆の面前にさらされながら、誰一人として電話ボックスの中にいる人物が脅かされていることなどとは考えもしないだろう。たまたま取った電話で見栄えをはがされ、命まで狙われ、底知れぬ恐怖を体験する。この究極の罠にはまったスチュ(コリン・ファレル)。無差別犯罪が急増する今、それは誰にでも起こりうる状況と言えるかもしれない。

 シンプルなプロットの中に様々な要素を注ぎ込んだ濃密な脚本が、ジェットコースターに乗るような興奮とともに、スチュと一緒に電話ボックスに閉じ込められて運命を共にしているという81分のリアルな体験を味あわせてくれる。


感想

自然な流れがよかった。
まず、最初の10分くらい?はスチュがやり手PR屋で傲慢かつ、自分の利益のためには平気でウソをつき、利益にならない人間には容赦のない扱いをするというキャラ、イメージを固める内容で、残りの時間は電話ボックスに釘付け。
何日かに渡って撮影してるはずなのにそんなことを感じさせず、一発勝負でぶっ続けで撮影したかのような出来。

主演のコリン・ファレルはかなりの演技力があるようだ。
今回の映画は結構難しい役やと思う。ブラピとかディカプには無理な役。
さすがに81分引っ張るのが精一杯で時間的にも内容はあまりないような。
電話ボックスに掛かってきた電話を何気なく取ると始まるストーリーやけど、完全に無差別に選ばれたわけなのか。
思うにこのスチュより悪人なんて掃いて捨てるほどいてるし、ターゲットにされた理由が少しわからない。
たまたまスチュがこの電話ボックスを使ってたからというのが理由としてはやりすぎかな。
ここまでする犯人の動機が明白でない。
更にこの犯人密かにかなりいい奴なのでは!?と思わせる。
最後に「このまま潔白なまま頑張りたまえ」みたいなこといってるし。
このスチュを更生させるさせるために殺された用心棒と、ピザ配達人が一番の被害者なのでは!?
客の中に泣いてる人がいたのが考えられない。泣くとこあったか?
ま、今までになかったようなスリリングな展開なのでそれなりには楽しめた。


管理人Bさんのコメント

Bつけるには苦しい。
犯人の動機付けの詰めの甘さ、妻の身内か、ストーカーかで妻を裏切るスチュを許せないのかと思いきや、正しい道に更生させるいい奴みたいな感じ。
エリート的な(エリートとは違うが)スチュに対して劣等感の塊である犯人が、一時的な優越感を感じたかったのか?
作者は犯人がどんな奴かを考えさせたかったのか。
まあ犯人をはっきりさせないのは作者の逃げ。客もみんな安定剤打たれた感じ。
最後をあやふやにして1番の興味どころを飛ばすのはきたない。
でもコリンファレルの熱演にBは付けときます。


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