タイムライン
'03米
出演・製作他
ポール・ウォーカー フランシス・オコナー ジェラルド・バトラー
アンナ・フリエル
製作/監督:リチャード・ドナー 原作:マイケル・クライトン

【評価】5

チラシ

ニューメキシコ。荒野の只中で発見された瀕死の男は、担ぎ込まれたERで死亡した。検視の結果、驚くべき異常が確認された。臓器、血管、骨格など、あらゆる組織が断層のようにずれ、欠損していたのだ。あたかも複写に失敗し、歪みが生じたコピーのように−。男は地元の巨大ハイテク企業、ITCに所属する物理学者だった。医師たちは知る由もなかったが、その死因は"転送エラー"だった…。

同じ頃フランス南西部、ドルドーニュにある修道院の発掘現場。14世紀の地層から、現代の製品としか思えない眼鏡のレンズ、そして"Help Me"と書かれたメモが出土した。それは発掘プロジェクトのスポンサーを訪ねるため現場を離れた後、行方不明になったジョンストン教授(ビリー・コノリー)が、発掘チームの教え子たちに宛てたSOSのサインだった。教授の身に一体何が起こったのか?

2つの事件は思いもよらない形で結びつく。発掘プロジェクトのスポンサーであるITCの社長、ロバート・ドニガー(デヴィッド・シューリス)のもとを訪れた発掘チームのメンバーたちは、驚愕の事実を知らされる。ジョンストン教授は、ITCが量子テクノロジーの技術により極秘裏に開発した時空間転送装置、"3Dファックスマシン"で14世紀フランスに転送されたが、現地で消息を絶ってしまったというのだ。

メンバーの一員、教授の息子クリス(ポール・ウォーカー)は父親の行方を追うことを決意。そして助教授マレク(ジェラルド・バトラー)、唯一の女性メンバー、ケイト(フランシス・オコナー)、仏語の能力をかわれたフランソワ(ロシフ・サザーランド)、案内役を務めるドニガーの側近、ゴードン(イアン・マクドノー)と護衛役2人の元海兵隊員の計7名のチームは、中世の衣装に身を包み、転送装置のプラットフォームに立った。カウントダウンの時計の針が0を指した瞬間、目が眩むばかりの閃光と轟音の中、分子レベルに分解された彼らは、プラットホームから消失した…。

1357年のフランスは英仏百年戦争の真っ只中だった。オリバー卿(マイケル・シーン)率いるイギリス軍、そしてオルノー卿(ランベール・ウィルソン)率いるフランス軍の間で、日々激しい戦闘が繰り広げられる暴力に満ちた時代だった――。21世紀から転送された7人は、突然の衝撃とともに大河の激流の中に着水した。  
辛くも岸に這い上がった彼らに、すぐさま新たな危機が襲いかかった。突如現れた騎馬軍団に発見された7人は、振り降ろされる剣をかいくぐってバラバラと逃げ惑う。そんな中、追い詰められた護衛役の海兵隊員が手榴弾のピンを抜き、騎馬に向かって投擲しようとした瞬間、彼の胸に騎士の一人が放った弓矢が突き刺さった。緊急帰還用のマーカーのスイッチを入れた隊員は、出発したITCのプラットフォームへと時間遡行に成功したが、その瞬間手榴弾が大爆発、転送装置は完全に破壊されてしまった…。

ジョンストン教授を救出するまでもなく、現代へ帰還する術を失ったメンバーたち、戦乱の時代、さらに過酷な運命が彼らを待ち受けているのだった…。

■英仏百年戦争(1337−1453)
発端はフランスの王位継承問題と、フランス北部のフランドル地方の問題(フランスに存在するもフランス領土ではなかった)。 当初はイギリスの圧倒的有利で展開したが、フランスが頑強に抵抗したことで戦争は泥沼化。歴史上有名なエドワード黒太子、ジャンヌ・ダルクが登場し、最終的には、フランスがイギリスを大陸より駆逐したことにより終結を見る。

■量子コンピューター
遺伝子やたんぱく質の複雑な働きを高速で計算できる次世代のコンピューター。暗号解読やデータ検索の他、目に見えない原始や分子の振る舞いの予測などに威力を発揮し、新薬や新機能材料の開発に役立つと期待される。日本でもNECや富士通が研究に取り組んでいる。

感想

ありえない。一言で片付けるのもなんやけど、ありえへんな。
まず、ありえへんって言うのを念頭において見てしまう。
それを除いてはお金を使ってる映画やなーってことくらいかな。

なんていうか、この映画に出てくる人たち、皆軽率すぎるやろ。
おとんが過去に行きました。ハイ、助けに行きますってなるわけないやろ。
転送の段階で死ぬ可能性もないこともないのに軽率に決定しすぎ。
で、転送うまくいっても、着いて速攻お役ごめんの人もおったし。

内容もボチボチ、俳優もボチボチ、全体的にあきまへんな。って感じ。
基本的に中世の戦争がメインになってたような気もする。

更に外国人って、いついかなるピンチの時でも周りを気にせず、バカップルぶりを見せ付けるのはどうかと・・・。特にクリス、ケイトはしらけるほどに。

マレクも過去に来てナンパしてる場合か。
そしていつものごとく決めゼリフ、「君とは違う時代で会いたかった」
だいたい、いっつもこんなセリフ見かけますね。

物語りも終盤に来て、ようやく、この映画のうまさ、なるほどってとこがあった。
まぁ、こじつけといえばこじつけやけど。それ意外は見所ないというか、・・・ないな。

そして!マレク、またしても物事を軽率に決定する。見え見えの結果とは言えどももう飽きた感があります。
更に付け加えて、いい加減、生まれてきた子供に友人、故友人の名前を付けるのはやめませんか?

この映画は原作者名で相当大金をつぎ込んで作ったみたいやけど、どうも少し時代を先取りしすぎた感と、出来そうで無理ってことが響いてか、イマイチいい印象はなかった。

どうせSFならマイノリティ・リポートとかめちゃめちゃ未来の話のほうがいさぎがよかった。

最後に、ケイトはあかんかったけど、クレア姫(アンナ・フリエル)はかわいらしかった。


管理人Bさんコメント

有り得ない話にしてはかなりの完成度を感じました。
ストーリーがかなりうまく出来ている。
序盤は展開が速くて“3Dファックスマシーン”の構造についてもうちょっと知りた かったのですが 時間的に仕方ないか。
終盤は収まりも良いし、映像に迫力があって好み。
しかし、面白かったと思わなかったのはなぜだろう。
キャストがショボイからなのか基本的にこのジャンル好きでないからか。
映画的には悪くない。C


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