コールドマウンテン
原題 COLD MOUNTAIN
【監督・脚本】
アンソニー・ミンゲラ…「イングリッシュ・ペイシェント」
【原作】
チャールズ・フレイジャー
「コールドマウンテン」
【撮影】
ジョン・シール
【美術】
ダンテ・フェレッティ
【編集】
ウォルター・マーチ
【出演】
ジュード・ロウasP・W・インマン…「リプリー」「アイ・スパイ」
ニコール・キッドマンasエイダ・モンロー…「めぐりあう時間たち」
レニー・ゼルウィガーasルビー…「シカゴ」本作アカデミー助演女優賞受賞
ナタリー・ポートマンasセーラ…「スター・ウォーズ」シリーズ
ドナルド・サザーランドasモンロー牧師…「スペース・カウボーイ」
フィリップ・シーモア・ホフマンasヴィージー…「パンチドランク・ラブ」
ジョバンニ・リビージasジュニア


【上映時間】
2時間35分
2003米
R-15指定

公式サイト
http://www.coldmountain.jp/

【評価】5

チラシ

もう、あなたの他に命を捧げはしない。

激動の時代に引き裂かれた恋人たち。
男は恋人の待つ故郷への
遠く危険な旅路を歩み始めた……。

激動の時代に生まれた純粋すぎる恋――21世紀の「風と共に去りぬ」

 たった一度の口づけで、互いが運命の相手だと知ったインマンとエイダ。南北戦争によって引き裂かれた二人は、堅く心に誓い合う。インマンは、命を賭けてエイダの元に帰り着くことを。エイダは何があっても彼の帰りを待ち続けることを…。
 アカデミー賞9部門を受賞した「イングリッシュ・ペイシェント」で文芸ロマンの巨匠の座を不動のものにしたアンソニー・ミンゲラが、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガーという当代最高のキャストを迎えて放った「コールド・マウンテン」。全米公開と同時に絶賛の嵐を巻き起こし、本年度アカデミー賞6部門ノミネート、英アカデミー賞13部門ノミネートの快挙を成し遂げ、アカデミー賞最優秀助演女優賞を始め数多くの賞に輝いている。原作は、全米図書賞を受賞したチャールズ・フレイジャーのベストセラー小説。恋人が待つ故郷に向けて500キロの道のりを歩く男と、彼を待つために思い出の場所を離れないと誓った女が、ただ一つの愛を貫くために繰り広げる生の闘いを、壮大なスケールの叙事時として描きあげた至高のラブストーリーである。
 何度も死の危険と遭遇しながら、ひたすら故郷への道を歩き続けるインマン。波乱に満ちた彼の旅路を、戦争の傷跡を残しながらも、希望を捨てずに逞しく生きる人々のエピソードと共に巡るドラマは、一方で、深窓の令嬢から大地の女に生まれ変わっていくエイダの劇的な成長ぶりを情感豊かに描き出し、観る者の心を揺さぶる。そんな二人の心を結ぶシンボルとして描かれる、そびえ立つコールドマウンテンの厳しいまでの美しさ。それと呼応するように、極限まで研ぎ澄まされたインマンとエイダの愛。その純粋にして崇高な輝きを、格調高い映像詩の中に封じ込めた本作は、21世紀に誕生した本格ラブストーリーの最高峰として、永く記憶されるものとなるだろう。

帰りたい――あなたがいるから。
還らなければ――魂の求める場所へ。

 南北戦争末期の1864年。南軍兵としてヴァージニア州の戦場に送られたインマンは、瀕死の重傷を負って病院に収容される。回復を待つ間、彼の脳裏に浮かぶのは、3年前に離れた故郷コールドマウンテンの懐かしい情景と、ただ一度だけ口づけを交わした恋人エイダの面影だった。この世に一つだけ確かなものがあるとしたら、それは彼女への愛だけだ。もうこれ以上に一秒でも彼女の他に命を捧げたくはない。インマンは、脱走兵として死罪に問われるのを覚悟で、故郷へと向かう。一方、父を亡くしたエイダは、明日の食べ物にも事欠く日々の中、インマンとの再会だけを心の支えに生きていた。そんな彼女に、救いの手をさしのべる流れ者のルビー。彼女の指導を受け、辺境の地で生き抜く術を身につけていくエイダ。二人はかけがえのない友情を深めていく。そして遂に、エイダの元へ、インマンが帰り着く日がやって来る……。

感想

ジュード・ロウに尽きる。
ニコール・キッドマンもかつてないほど美しかったけど、それ以上にジュード・ロウが美しい。今回ジュード・ロウが初めて人間に見えた。いままでどの映画の彼をみてもどこか生きた感じがせず、無機質な感じだった。けど、この映画ではバリバリ人間。ジュード・ロウファンがみたら
失神・失禁すると思われる程にかっこよかったと思う。生きる芸術やな。デコやばいけど。
内容的にはベタベタな感じやったけど、2時間35分もあって長丁場な映画にもかかわらず、「長いなー」とは思わなかった。むしろ結構はよ終わった感じ。
南北戦争時代が時代背景なんやけど、南北戦争について全く知らんからかなり激しかった様子がわかった。

ただ、結末が相変わらずミエミエでまたアレちゃうんか?って思ったら案の定、アレでした。ネタバレで

毎度いい加減、都合よく子供が生まれるのはどうよ?
あんなに都合よく妊娠せんぞ。
更にジュードとニコールの娘があんなブッサイわけない。


それに題名もある意味「サリーの井戸」とかもありやったな。
なんか結構あっけなく故郷に辿り着いたような気がした。もし自分なら魂の求めるまま還ったらもっと激しく迷子になって違う地方に着きそう…。
っていうかこの話実話なんかなぁ。なんかそれっぽい雰囲気やったけど、結末は絶対フィクションや。
みてるときなんか「イングリッシュ・ペイシェント」みたいな雰囲気を感じてて、さっきチラシみたらやっぱり監督がそうやったみたい。ただ、自分的には今回のほうが落ちる感がある。
ま、戦争絡みの裏側にある一つの物語でした。


管理人Bさんコメント

完成度の高いすばらしい映画でした。
特に役者がすばらしい。「スターリングラード」のジュード・ロウが1番好きだった自分には今回もGood。はじめはこの役ニコールじゃない方が…と思って見ていましたが、途中からニコールじゃないとあかんなと思いはじめました。レニーは「シカゴ」も良かったけど今回の方が適材適所って感じ。それにちょい役のナタリー・ポートマンも良かったし、ジョバンニも出てきた時「おっ」と思いました。
とにかくこの映画全体の流れが気に入りました。
2時間半越えですが全く長く感じませんでした。 [A]


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