いま、会いにゆきます

【監督】土井裕泰
【原作】市川拓司…
『いま、会いにゆきます』(小学館刊)
【脚本】岡田惠和

【出演】
竹内結子…秋穂澪
中村獅童…秋穂巧
武井証…秋穂佑司
浅利陽介…高校時代の巧
平岡祐太…高校生の佑司
大塚ちひろ…高校時代の澪
中村嘉葎雄…荻原(巧の上司) 市川実日子…永瀬みどり(巧の同僚)
松尾スズキ…洋菓子店・店主 YOU…浜中晶子(佑司の担任教師)
小日向文世…野口(医師) 美山加恋…小学生の佑司の同級生


【上映時間】
1時間59分 2004日本 10/30(土)心潤うロードショー!
公式サイト http://www.ima-ai.com/index.html

【評価】8.5

チラシ

雨とともに訪れた
6週間の奇蹟


| STORY |

 妻に先立たれながらも6歳の息子・佑司と二人で何とか幸せに暮らしている秋穂巧。そんな巧たちの前に、彼らを残して一年前に逝ったはずの妻・澪が梅雨のはしりのある雨の日に現れる。ただ彼女は一切の記憶を失っていた。しかし、巧と佑司はそんな澪を優しく迎え入れ、三人のちょっとした不思議な共同生活が始まる。
記憶の戻らない妻に、自分たちの恋の歴史を語って聞かせる夫・巧。やがて、ふたりは「二度目」の恋に落ちることになる。そして、佑司は「二度目」の母との生活に抑えようのないない喜びを感じる。
しかし、六週間後、雨の季節が終わりを告げるのとともに、澪は再び巧たちの前から去っていく運命にあった。ただ最後に、澪は巧と佑司の心に生涯消えることのないある宝物を残していくことになる。


≪感想≫

非常によい映画でした。
これ、来る人には来るなぁー。自分には来ませんでしたが、来る人の気持ちもわかります。
「男殺しのセカチュー、女泣かせのいま会い」と呼べるほどこの2本は今年の感動大作だと思います。
「いま会い」は女性の方に結構グッと来る物があったと思います。

俳優陣もパーフェクトと言えるチョイス。
中村獅童は「阿修羅のごとく」の時のようなヘタレ感漂うキャラ。
この役も彼以外は考えられないほど適役。そして魅せます。
相手役の竹内結子。「黄泉がえり」ちっくな今作にも適役と言えます。
そしてなんと言ってもチビッコ佑司(武井証)。
この子が素晴らしかったです。めちゃめちゃしっかりした小学1年生を元気一杯に愛くるしく好演してました。
冒頭のおっきくなった佑司(平岡祐太)はあのスウィングガールの男の子。見た瞬間「おっ!」っと思いました。さすがジュノンボーイさわやかでした。
高校時代を演じる二人も雰囲気も似てて違和感なかったです。

内容はとてもいい話でした。
が、自分の来なかった最大の理由がここにあると思われます。必殺、ありえへん。そうなんです、ありえない話なんです。自分の中ではアウトな感じ。微妙なんですが…。
でもとってもいい話なんです。
こいう話は夢見る乙女が好きとしそうです。そいう点では中高生の乙女、または気持ちは中高生の女性が観るとよいと思います。
もう終盤なんて押し寄せる感動の波。ドンドコドンドコ次から次に引っ切り無しに押し寄せます。
はまってしまったら最後、確実に涙が入梅します。

ただねー、これも自分的には狙い過ぎてるというか、被せ過ぎというか、そいう泣かせようとする感が逆にちょっと…。
高校時代からお互いの気持ちのすれ違いとか、かなりうまい具合な話で素敵なよい夢物語でした。
最後に日記帳に書きこんだのがアレで、なるほどねーと思った。

この映画ある意味

いま、愛に逝きます

そんな感じの映画でした。

管理人Bさんコメント

テーマが永遠の別れで言うと、純愛よりも親子の絆の方が数倍こみ上げてくるものがあります。
ので単純に「世界の中心で愛をさけぶ」よりぐぅと来ましたが、作品としてはセカチューの方が上。
というのが見終わってすぐの印象。
見てるときは時間軸の変化によって、かなり主観が変化しました。
終わってから整理して考えるとちょっと評価が上がったり、また下がったり。
ただあの時彼らはどんな気持ちやってんやろって思うところが結構あって評価が難しい。
正直いま、深い気がしてきています。この映画。

竹内結子めちゃめちゃかわいいのに悲運というか幸薄系の役多すぎるのが残念。
「ランチの女王」の時の彼女が1番良かったのに。
中村獅童もこの頃ちょっと抜けてるような役多いし、この2人がこういう役してもあまりにも新鮮味がない。
鉄板のキャスティング。それとこの二人同級生の設定はちょいと無理アリすぎ。
役者でよかったのは、獅童の高校時代を演じた浅利陽介。よく思い出してみたら似てる。
「キッズ・ウォー」の一平がめちゃめちゃ良い感じに出演してます。あと「スウィング・ガールズ」の彼も。
子役一番のお気に入りの「僕生き」の凛ちゃん出てきたのはラッキーでした。脇役は見所アリ。

この映画忘れた頃に、もう一度見る必要があるようです。 [B]


10/25 厚生年金会館芸術ホール
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