マイ・ボディガード

原題 MAN ON FIRE

【監督・製作】 トニー・スコット
『スパイ・ゲーム』『トゥルー・ロマンス』
【原作】 A・J・クィネル
『燃える男』(新潮文庫刊)
【脚本】 ブライアン・ヘルゲランド
『ミスティック・リバー』
【製作総指揮】
ランス・フール
ジェームズ・W・スコッチドープル

【出演】
デンゼル・ワシントンasジョン・クリーシー
ダコタ・ファニングasピタ・ラモス
クリストファー・ウォーケンasポール・レイバーン
ラダ・ミッチェルasリサ・ラモス|ピタの母
マーク・アンソニーasサムエル・ラモス|ピタの父
ジャンカルロ・ジャンニーニasミゲル・マンサーノ
レイチェル・ティコティンasマリアナ・ゲレロ|新聞記者
ミッキー・ロークasジョーダン・カルフス|ラモス家専属弁護士

【上映時間】
2時間22分 2004米 12/18(土)〜
公式サイト http://mybodyguard.jp/

【評価】7

チラシ

守りたい。
男に生きる希望をくれたのは、たった9歳の少女だった。

| STORY |

男は、生きる目的を見失っていた。
少女は、男の閉ざした心に隠された優しい心をひと目で見抜いた。
男は元CIAの特殊部隊員。誘拐事件が多発するメキシコ・シティに住む実業家の娘のボディガードとして雇われる。男が少女と心を通わせ始めたとき、事件は起こった。命よりも大切なものを奪われた男は今、立ち上がる。予想もしなかった真実が待ち受けているとも知らずに…。


≪感想≫

重いよなぁー、雰囲気が。
まず、俳優について。
デンゼル・ワシントンはいうまでもなく超演技派。ここんとこちょっと新境地を開拓しようとしてるのか、変わった役柄が多いような。
今回もデンゼルらしくないといえばらしくない、アクション派な役。今回はかなり武器を使ってハードボイルドな役。まぁ、何やっても問題なくすごい。
ただ、今回の相手役は天才子役、ダコタ・ファニング。
デンゼル曰く「ダコタに負けないように頑張った」みたいなことをインタビューかなんかでいってた。
確かにそんくらいダコタはすごい。この役も怖いぐらいすごかった。憎らしいほど可愛い。
特にミラーで目が合った時そらすシーンとかすっげー自然な演技でした。
ダコタはこのままいって欲しいけど、数々の天才子役たちを見る限り将来は心配。間違った方向にだけはいかないで欲しい。
あとはクリストファー・ウォーケンがデンゼルの友人役で出演。いつもちょっとワルっぽいけど、今回は全く持ってデンゼルの親友。
それとダコタの父親役の人結構男前でした。

内容は本格ハードボイルド系ドラマなのかミステリーなのかそんな感じ。
序盤は過去に苦悩するデンゼルの姿とダコタとのハートウォーミング?な交流みたいなふれあいが描かれてて、中盤からかなり過激描写を含めたハードボイルドちっくな映画に。ちょっとばかしデンゼルの過去の苦悩についてが浅かったか。壮絶過ぎというかほんのりやり過ぎなほどの復讐劇でした。
で、後半は事件の真相。ちょっとしたドンデン返しというかビックリ真実があった。
というか、事件に入ってから直ぐにまさかの展開。予想してたのと違った。
ほんでラストは更にぷちビックリを含め感動的な最後。まぁ、それ程感動はないけど。
映画のオープニングからスローになったり、早送りになったり、そういった編集が全編に渡って施されてたのが結構印象的。
その映像がイイと思うかあんまり良くないと思うかは見る人次第かと。自分はそこそこ好きでした。

映画の舞台であるメキシコの治安の悪さがうまい事物語を成立さしていたと思う。日本では考えられへんし。
あと、チラシでは「レオン」を比較の対象にしてるけど、そいうのもどうかと思う。共通点はおっさんと少女の心のふれ合いだけやし。
最大の問題点はいつものごとく、邦題。納得いかんなぁ…。
このタイトル確実に中年のおっさんが付けたような気がする。
何故そのまま「マン・オン・ファイアー」でいかないのか?もしくは原題通り「燃える男」。「マイ・ボディガード」になった時点でタイトルの印象的に収益が見込めなくなるのに…。

それにしてもダコタ凄すぎ。
一番ラスト実話っぽい感じやったけど、どうなんやろ。
もし実話ならすんげー話やった。
2時間半と結構長くて重苦しい雰囲気があったけど、デンゼル、ダコタの競演を見逃すと後悔するかも。


管理人Bさんコメント
とにかくデンゼルの演技凄い。
あれ程巧いとたとえ相手の役者が下手な役者やったとしても
デンゼルの迫力にマジなリアクションが演技になっちゃいます。
言うまでもなくダコタも恐ろしいほど巧い。
実は三十路やけど体が成長してないだけっていうならわかるけど
十歳そこそこであの演技力は神の域。
と、役者には大満足ですが内容はちょいと不満あり。
復讐心に取り付かれた主人公の過去の部分の欠落。因果関係の因の部分。
なぜにそこまで復讐に執着するのか?それはこういうことが
背景にあったから的なことがあまりにも弱い。
前に座ってたご婦人が何度も目をそむける程のえぐいシーン連発。
因が浅すぎて、ただのえぐいシーンで終わりました。
ワンシーンワンシーンは撮り方も巧くて見ごたえあるのですごく残念。
あと題名。「マイ・ボディーガード」って。悲しいほどにセンスなさ過ぎ。
全体的にかなりいい出来なんで過去の部分入れて
上映時間3時間になっても良かったのに


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