シービスケット

【監督】
キャスリーン・ケンディ・・・「カラー・オブ・ハート」「デーヴ」
【原作】
ローラ・ヒレンブランド・・・「seabiscuit」
436万部突破!脅威のベストセラー
【出演】
トビー・マグワイア・・・「スパイダーマン」「サイダーハウス・ルール」
ジェフ・ブリッジス・・・「隣人は静かに笑う」
クリス・クーパー・・・「アメリカン・ビューティー」
エリザベス・バンクス」

【上映時間】
2時間21分
2003米

【評価】9

Story

誰でも負けることがある。諦めるか、立ち向かうか―――。

この奇跡の物語に、涙しないものはいない。

 1930年代、大恐慌時代のアメリカ―。不幸な少年時代を過ごした騎手、レッド(トビー・マグワイア)、故郷を追われた孤独な調教師スミス(クリス・クーパー)と最愛の息子を亡くし、失意の底にあった馬主ハワード(ジェフ・ブリッジス)。そして見捨てられていた馬、シービスケット。心に深い傷を負った3人の男たちとシービスケットの出会いは、やがて奇跡の物語を生み出すことになる。小柄なシービスケットの快進撃に全米が熱狂、子どもや女性までもが競馬場に駆けつけ、ラジオの中継に釘付けとなった。そんな矢先、シービスケットは大事なレースでまさかの逆転負けをしてしまう。「なぜ後ろから来る馬に気付かなかった」と激怒するスミスに、レッドは衝撃的な告白をする。生活費を稼ぐためのストリートファイトが原因で、レッドは右目の視力を失っていたのだ。いつしか家族以上に強い絆で結ばれた彼らにさらなる厳しい試練のときが訪れる・・・。


感想

 これはええです。
個人的にはものすっごいよかったです。
久しぶりに半泣きです。泣いてないけど。
 実話が基になっていて、更に競馬が元ネタとなると、見逃すわけにはいきません。
ウォーアドミラルは知っていたけど、シービスケットは知らんかったなぁ。
ウォーアドミラルは記録に残る馬で、シービスケットは記憶に残る馬ってことでしょうか。
 それにしてもこの物語は人間の可能性、人とはいわず、生物の可能性を示していると思う。
なんでもあきらめず、チャレンジすることが大切な気がしました。
まぁ、気だけで実際はチャレンジはしませんが、何か?

 始まって前半の流れは少し詰め込みすぎというか、早い感があるけど、
それはいいです。
 これを見てて思ったけど、トビー・マグワイアはスゲーわ。
あんたのプロ根をしかと見せてもらった。
まず、この役のために10キロ減量したらしいし、
この時代の影響か?
ださださレッドテンパの髪型にするとこが素晴らしい。
それだけトビーさんはこの役に賭けていたんですね。トビーさんも自分の中で演技派に仲間入り。
 ジェフ・ブリッジスの役柄と顔がかなりマッチしていて、なんかこいう人ええなぁーと思わせる演技。時には優しく、PRのためには大げさに面白く。なんか人間的によさそうな人。
 調教師役のクリス・クーパーも厳格かつ気難しそうな感じがしてよかったかな。
全体的に配役はばっちり。
 映画の中のレースは全て実際に行っているし、重要なレースシーンとかはドキドキしたし、文句ないです。ラストでカンバックするけど、これは競馬にとってものすごいことなんです。故障した馬が故障明けでレースに勝つことはほぼ不可能に近いことです。大抵は惨敗です。馬は賢い動物なのでまた故障したらどうしようと思って自制して本気で走らないんです。ついでに騎手もカンバックってとこがすごいですね。まぁ、現代は騎手になるにも身体検査とかかなり厳しいやろうし、もうレッドのような騎手は現れないでしょう。
 こら感動大作っていっても認めます。大体売り文句だけのが多いけど。
なにか気持ちが落ち込んだり、壁に当たってる時とかに見ると、いいかもしれません。競馬を知らない人はあんまりかもしれへんけど、知ってる人ならかなりお勧め。
そしてたぶんアカデミー賞独占までは行かなくともなにか確実に受賞するでしょう。
調べると、ウォーアドミラルはシービス同様小柄な馬だったらしいです。
まぁ、あれは誇張でしょう。


【シービスケット】
勝ち上がりに18戦を要し、2歳時には35戦を消化したという苦労馬(?)。
4歳時に本格化して一流馬の仲間入りをし、5歳の時に三冠馬ウォーアドミラルとピムリコスペシャルで、歴史的なマッチレースを行い、3馬身ちぎって勝利、この年の年度代表馬になる。西海岸の英雄。
7歳まで走り、通算89戦33勝。6歳で一時引退するが、7歳時に現役復帰。
当時引退からカムバックして成功した馬は1頭もおらず、無謀な挑戦といわれたが、シービスケットはSan Antonio Handicapで復帰後初勝利をあげると、Santa Anita Handicapではコースレコードで勝利し、自らの伝説にさらに花を添えることとなった。
生涯獲得賞金437,730ドルは当時の史上最高額。1947年5月17日永眠。
1958年度殿堂馬
by JSE-中央競馬データベース-
 
管理人Bさんコメント


体調不良な上、長かったのでしんどかったですが見て良かったと思いました。
アメリカのあの頃の時代背景が先にしっかり描かれていて長いのも仕方ないかと。安楽死も危ぶまれた馬の復活に乗馬も無理だと言われたジョッキーが復活するとはフィクションの世界としか思えないほど。故障が靭帯を痛めただけか断裂だったかはよく覚えていないのですが、安楽死の話が出るほどでしょうか。あれほど勝ってる馬なのですからそれは有り得ないのでは。骨折ならまだしも靭帯断裂なら十中八九競争能力喪失でしょう。
主要キャストは適材適所でとてもいい。中でもクリス・クーパーいいです。自分の主役は彼でした。それと映像も良かったんですがレース中の退きの画とアップの画が噛み合ってないように感じた。退きの画では馬を抑えているのにアップになると追っていたように思いました。体調不良で目がぼやけていたからかもしれませんが。ちなみにそのシーンは馬がひっかかるのを抑えるシーンでした。

馬好きじゃないと面白さは半減するかも。
自分は原作読みたいと思いました。 [B]


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