★ この胸いっぱいの愛を 原題 この胸いっぱいの愛を 【監督・脚本】 塩田明彦 【プロデューサー】 平野隆 【原作】 梶尾真治 『クロノス・ジョウンターの伝説』 (朝日ソノラマ刊) 【脚本】 鈴木謙一 渡辺千穂 【撮影】 喜久村徳章 【美術】 新田隆之 【主題歌】 柴咲コウ『Sweet Mom』 【出演】
伊藤英明/鈴谷比呂志
ミムラ/青木和美 勝地涼/布川輝良 宮藤官九郎/臼井光男 吉行和子/鈴谷椿 愛川欽也/青木保 富岡涼/ヒロ 臼田あさ美/布川靖代 坂口理恵/ハル ダンカン/ヤクザの兄貴 金聖響/間宮浩介 古手川祐子/吉原園子 中村勘三郎[18代目]/花を愛する男 倍賞千恵子/角田朋恵 【上映時間】 2時間11分 2005日 2005年10月8日よりロードショー 公式サイト 【評価】7
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チラシ もし、人生でひとつだけ、やり直すことができるなら・・・ | STORY | 20年前にタイムスリップした青年が叶えられなかった願いを果たすため、思い焦がれていた女性の命を救おうと奔走するファンタジー・ドラマ。
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≪感想≫ まぁ、いわゆる『黄泉がえり 2』とも言える作品。
いわゆらんでも、明らかに2みたいなもんでしたけど。 だから結論から言えば『黄泉がえり』が好きな人はOKでしょう。 すなわち、「んなアホな」ってことを「まぁ、素敵!」と思える人。 こいうこと書いてる時点で自分のひねくれ度がバレますね。 いやいや、確かに良い話なんですよ、全体的に。 なんせ3半泣きでしたもん。(←3回程半泣きになるシーンありってことです) しかしながらもひとりのひねくれた自分が、ある種のホラーを感じてしまいまして。 特にあのチンピラのラーメン屋の後のシーン。 あれ確実ホラーやん。あんなもん赤の他人にいきなり言われるねんで、想像してみ?ありえんし、怖すぎやろ。バックの音楽変えてみるだけで相当恐怖を煽れる。 そして伊藤くんが自分がまさかのアレ(ネタバレかもシックスセンス)、って知ってからの暴走振りはちょいと頂けないかと。 なんか自分の方がもっと辛いんだぜ的お節介。あーいうの好きじゃないな。ホントのことずばっと言えばいいのに…。 そして過去に行っちゃった人全員が善人。 あと、あれだけ過去を捻じ曲げて大丈夫なんかと思った。 自分なら確実に競馬場に直行やな。こいう時点で過去に戻れる人間ではないんやろうけど。 そいう風にリアル派な自分とそれでも良い話やから良いなと感じる自分の葛藤でした。なんか見方間違ってるけど。 けど、伊藤くんとチンピラ以外の人たちの戻った理由程度で戻れるなら自分も戻れるなと。むしろ、あの程度の後悔なら誰しもが抱えて生きてるハズやからあの4人が選ばれたところが納得いかなかったのかも。特に影の薄い誰か。 キャストについても、なぜかどの役をやっても自分の中での印象がパッとしない伊藤くんが非常によかったです。なんかあの甘いマスクは奥様ウケ良さそう。是非とも婿にしたいって感じですか。 そして、ミムラ本名小暮里江さんは自然体な演技がよかったなと。あのキャラもいいですね。現代に戻った時の老け具合もナイス。 あと、え〜と、誰だったか物凄く影が薄い人が出てましたが、誰やったか思い出せません。ってかあの人が登場する度微妙に笑いが起こってました。 けれども自分としては伊藤くんが旅行に出るときの空港での受付のおねーさんが一番好きでした。全く関係ないですけど。 この映画、是非自殺を考えてる人が見るべき?かと。 基本的な意見は伊藤くんと同じです。 その、観終えた後に「温かい気持ちになれる」とか言う類のいい映画でした。 10/3 御堂会館
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