★ 男たちの大和 原題 男たちの大和 【監督・脚本】 佐藤純彌 【製作】 角川春樹 【プロデューサー】 厨子稔雄 小柳憲子 村上典吏子 【製作総指揮】 高岩淡 広瀬道貞 【企画】 坂上順 早河洋 【原作】 辺見じゅん 『決定版 男たちの大和』(ハルキ文庫刊) 【撮影】 阪本善尚 【VFXスーパーバイザー】 進威志 【CGスーパーバイザー】 野口光一 【出演】
反町隆史/森脇庄八
中村獅童/内田守 鈴木京香/内田真貴子 松山ケンイチ/神尾克己 蒼井優/野崎妙子 渡辺大/伊達俊夫 渡哲也/伊藤整一 内野謙太/西哲也 仲代達矢/神尾克己 長嶋一茂/臼淵 【上映時間】 2時間26分 2005日 2005年12月17日よりロードショー 公式サイト 【評価】9
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チラシ もう会えない君を、守る。 | STORY | 最初で最後の水上特攻で出撃した男たちの胸に去来した様々な思い、残された家族たちの無念。「大和」に始まり「大和」に終わった太平洋戦争から60年。「大和」、そして「大和」と運命を共にした男たちのへの鎮魂と、壮大な叙事詩が、空前絶後のスケールで映画化! 原作は、日本海軍の男たち、特に歳若い下士官たちの足跡を丹念に綴り、第3回新田次郎文学賞を受賞した辺見じゅんのノンフィクション『男たちの大和』(ハルキ文庫刊)。
終戦間際に、沖縄に向けて出撃した世界最大と謳われた戦艦大和の乗組員の生き様とその家族や恋人を描く、総製作費25億円をかけた壮大な群像劇。 |
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≪感想≫ 正直、想像以上に頑張ってました。
超大作と言えるほどの出来栄え。 外国映画なら間違いなく売り文句は 「制作費25億 終戦60周年 戦艦大和に捧げる超大作!」んなところか。 最初に何故マイナス1点かというと、中村獅童がなんかキモイ。なんていうんですか、竹中直人系の演技。少々ワザとくささがある。やりすぎ感。 あと、戦時中の少年たちの割に眉毛が整いすぎ。リアリティを追求し完璧にこだわるならボされ。そいう細かいところに気が行き届いてないところが微妙。 しかーし、もう周りのおばちゃん連中始まって以来泣きっぱなし。 「こんな序盤でこんだけキてたら涙枯れるんとちゃうか?」と思うほどにずっと泣いてました。 やっぱりどっちかいうと女の人、特にこの少年たちのお母さんくらいの年の人たちは相当くるみたいですね。 自分は「やばっ」と思ったのはあの土下座シーンくらいですかね。 あれはねー、反則。今回は耐えれたけど、危険極まりないです。人の気持ちを知らず、適当な事をいうとあかんってことがわかります。その人がどいう経緯とか経験をしているのかとかそいうのを考えないと。知らずに暴言吐くのはいけませんね。 俳優さんについては渡辺が出てくるの遅すぎ。1時間20分くらい経ってた。 反町さんはホントいい俳優になったなと。13階段あたりから自分の中の反町株が相当上がってます。 ほぼ主演といえる松山ケンジくんも頑張ってました。 そして、なんと言っても蒼井優ちゃんは、いつまでこんなおぼこい役をやるのかと。もう大概ええ年でしょ?実際は中学1年生演じるにはキツイでしょ?けど、これが違和感がないのが不思議。 で、戦争の話ですが、こいうの見るとアメリカも大概殺ってきてるのに一方的にジャップは悪いとよう言えるなと。 実際アメリカは後から参戦して関係ない国やったのに。こんなにボコボコにされ苦しめられたのに今では日本はアメリカの51番目の州ですかという程言いなり。 戦争の訓練はバリバリ体育会系。やっぱりこいうのがないと礼儀正しくなれんのかな。上官が絶対、目上の人が絶対という礼儀正しさ、義理人情が日本人の誇りだと思う人にとって、今の日本の有様は嘆かわしいですね。いっつもこいう映画見ると今の日本にダメだししてしまう。そういや自分のおじいちゃんの兄弟もこの映画の様にかなり若くしてビルマで戦死したらしいですし、少年たちが戦死するのは強ち他人事ではなかったですし。 「死んだらあかん!」言うてもね、人は死ぬんですよ。 戦争経験者のご年配の方たちは否応無しに苦難な状況にブチ当たってるからこそ、経済大国日本を築き上げれた訳で、やっぱり「若いうちは買ってでも苦労しろ」ってそいう言葉通りだと思いつつ。 もう何かいてるか、日本に不満たらたらのおっさんのボヤキになってしまいました。 2時間30分近くありますが、見て損はないと思います。体感時間は長くないです。 日本側から見た戦争について知ることが出来ますし、戦争の凄惨さとかを後世に伝えるにはよい作品ではないかと。 そいう意味では日本版『パール・ハーバー+タイタニック÷2』みたいな感じ? 更には戦争経験者の方たちが見ればかなり悲しい思い出などが蘇るのではないでしょうか。あ〜蘇った。 12/9 厚生年金会館芸術ホール
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