レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙
原題 MANHUNTER '86/米/サスペンス/120分

レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙 監督・脚本:マイケル・マン
製作:リチャード・ロス
原作:トマス・ハリス
撮影:ダンテ・スピノッティ
音楽:ザ・レッズ&ミシェル・ルビーニ 喜多郎

CAST:
ウィリアム・L・ピーターセンasウィル・グレアム
キム・グライストasモリー・グレアム
トム・ヌーナンasフランシス・ダラハイド
ジョーン・アレンasリーバ・マクレーン
ブライアン・コックスasハンニバル・レクター
デニス・ファリナasジャック・クロフォード

Story
■サイコキラーの心理に、自らのそれをシンクロさせて事件を解決するFBI捜査官ウイル・グラハム(ピーターゼン)。その捜査方法は、自己を崩壊させかねない危険なものだった。家族とマイアミで静かに暮らす彼に、FBIから出動要請が。普通の捜査官の手に負えないシリアルキラーが現れたのだ。

感想

これはこれで良かった。
頭の切れる人たちの知恵比べみたいな、プロ対プロ感・雰囲気がかなり出てた。
わからんシーンがあってレクターが刑務所の中で電話機を分解し、中の配線にガムを押し当てるシーンがあったんやけどあれは何を意味してたのかわからん。誰か分かる人いたら教えて欲しいな、とか書いてみる。
ただ、グラハムがあれだけ切れ者で、満月の夜に犯人に辿り着いて犯人の家に向かうのは普通なんかな。可能性としては犯人は満月の夜に犯行を重ねてるから家にいーひん可能性のほうが高かろうに。やっぱ捜査の定石で、とりあえずな感じで行ったんかな。

しかし、こっちのレッドラの方もかなりいい出来やし。俳優たちのヘアースタイル(特に嫁たち)には時代を感じますが、内容とかはやっぱいいです。犯人の心理と動機を表してる度でいくとこっちの方がかなり納得できるというか、丁寧な話の流れやった。マージャンのパイの「中」から何故「レッド・ドラゴン」やったかとかの流れが、新版より結構詳しかったような気がしました。

俳優陣もレッドラを演じるトム・ヌーナンさんがみすぼらしくてかなり良し。レイフ・ファインズはカッコよすぎた。どうしても新しい版と比較しながら見ることになってしまったけど、古い方の方があかんかったのは盲目の女の人くらいか。いかんせん視点があってる感がある。その点エミリー・ワトソンは完璧な盲目感が出てた。細かいけど。ブライアン・コックスのレクター博士もちょいマッスル入って風格あるし、グラハムもFBI知能的捜査官ぽくてよかったです。

終盤から最終にかけて、少し話の展開も違うけど、その辺はどっちも許容範囲内です。
「レッドラ〜羊たちの〜ハンニバル」の番外版として気楽に観れました。


'05 No.50
評価7/10

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2005年7月17日(日)
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